世界で女性が総理大臣(首相)や政府のトップに就任した歴史は、20世紀半ばから本格的に始まりました。以下では、世界初の女性首相から現在までの主な流れを時代順に整理します。
目次
🌏 世界初期の女性首相たち(1940〜1970年代)
年 | 国 | 名前 | 備考 |
---|---|---|---|
1940 | デンマーク自治領フェロー諸島 | Karin Kjølbro(短期代行) | 女性として最初期だが臨時代行 |
1960 | スリランカ(当時セイロン) | シリマヴォ・バンダラナイケ | ★世界初の女性首相(1960–65, 1970–77, 1994–2000) |
1974 | アルゼンチン | イサベル・ペロン | 世界初の女性大統領兼首相的役割(前大統領の後継) |
1975 | インド | インディラ・ガンディー(1966就任) | アジア初の女性首相、長期政権で国際的影響大 |
1979 | イギリス | マーガレット・サッチャー | 西側主要国初の女性首相。「鉄の女」と呼ばれた |
💡 シリマヴォ・バンダラナイケ(スリランカ)が、世界で最初に正式な議会制の首相に就任した女性とされています。
🌍 1980〜1990年代:女性首相の増加
- 1980年代:北欧・西欧諸国で女性リーダーが登場
- 1980 ノルウェー:グロ・ハーレム・ブルントラント(環境政策で有名)
- 1981 トルコ:タンス・チレール(後に首相)
- 1983 ニュージーランド:ジェニー・シプリー
- 1988:パキスタンのベナジル・ブットがイスラム国家初の女性首相に就任。
- 東欧・アフリカでも民主化の波に乗って女性リーダーが増加。
🌎 2000年代:グローバル化とともに拡大
- 2005 ドイツ:アンゲラ・メルケル(16年間首相、EU主導的リーダー)
- 2007 アルゼンチン:クリスティーナ・フェルナンデス・デ・キルチネル(大統領)
- アジアではバングラデシュ(シェイク・ハシナ)、タイ(インラック・シナワトラ)など。
🌍 2010年代〜現在
- 北欧では女性首相が常態化(フィンランドのサンナ・マリンなど)
- ニュージーランド:ジャシンダ・アーダーン(2017–2023、コロナ対応で世界的評価)
- イタリア、フランス、バルト三国など欧州全体に女性首相が増加。
- アフリカではエチオピア、チュニジア、トーゴなどで女性首相が誕生。
📈 歴史の特徴
- 1960年のスリランカが世界初
- 1970〜80年代に先進国へ広がる(サッチャー、ブルントラントなど)
- 1988年のベナジル・ブットはイスラム圏初
- 21世紀はEU・北欧が女性リーダーの中心
- 政治的背景として「夫・父の後継」として就任した例が初期には多い。
- 現在では、政党指導者として自立的に選ばれる例が増加。
🌐 主要人物(国別の代表例)
- アジア:バンダラナイケ(スリランカ)、インディラ・ガンディー(インド)、シェイク・ハシナ(バングラデシュ)、インラック(タイ)
- 欧州:サッチャー(英)、メルケル(独)、マリン(フィンランド)、メローニ(伊)
- 中南米:イサベル・ペロン(アルゼンチン)、ディルマ・ルセフ(ブラジル)
- アフリカ:エレン・ジョンソン・サーリーフ(リベリア)、サハレ=ウォルク(エチオピア)
- オセアニア:ジェニー・シプリー(NZ)、ジャシンダ・アーダーン(NZ)
🔎 補足
- 世界の首相・大統領の女性割合は2025年現在で約12%前後(国連統計)。
- 北欧諸国はジェンダー平等指標が高く、女性首相の就任頻度も多い。
- 初期は「未亡人政治家」が多かったが、90年代以降は党内競争を経て就任するケースが主流。
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